JAPAN KENNEL CLUB 一般社団法人 ジャパン ケネル クラブ JAPAN KENNEL CLUB 一般社団法人 ジャパン ケネル クラブ

ドッグショーについて

ドッグショーとは、犬の姿形を審査する「品評会」で、それぞれの犬種の理想にもっとも近い犬を評価する目的で行われるものです。
犬種ごとに理想像を定めた文書を専門用語で「犬種標準(Standard:スタンダード)」といい、ドッグショーではこの「犬種標準」が審査の基準となっています。犬種標準は、その犬種の姿形、能力、性質などを保存するために定めたもので、繁殖指針として優良な犬を保存していく上で重要な資料となっています。
ドッグショーは、犬種標準に近い犬を評価するだけでなく、その犬のブリーダーに対しても、その繁殖の正しさを評価・賞賛する役割があるのです。

 

現在では、ドッグショーは世界各国で盛んに行われており、とりわけイギリスのクラフト展、アメリカのウェストミンスター展は大変有名です。

 

日本では、一般社団法人ジャパンケネルクラブ(JKC)および傘下のクラブが開催するものを含めて、1年間に300回以上全国各地で開催されています。
その中でも、「FCIジャパンインターナショナルドッグショー」は、一般社団法人ジャパンケネルクラブ本部が総力を挙げて毎年1回春に開催するもので、国内最大規模のドッグショーとして定着しています。

 

世界には様々な犬種が存在していますが、現在、その数はJKCに登録されているだけでも207犬種,国際畜犬連盟(FCI)では約355犬種の公認犬種があります(2022年5月現在)。
犬種は生物学的には同じ「犬」という種に属していますが,体格や外貌はじつに変化に富んでいます。チワワやマルチーズなどの小型の犬も、セント・バーナードなどの大型の犬も同じ犬という「種」に属しているのです。

 

同じ種でありながらこのように多様な犬種が存在するのはなぜでしょう。その答えは古く1万年以上前にさかのぼります。犬は、古くから私たち人類と生活を共にし、獲物を求めて人類が広範囲にわたって移り住むなかで、その都度環境や用途に応じて形態を変える必要がありました。その形態の変化に拍車をかけたのが、人類の作為的な犬種の作出でした。人類は定住生活をするようになり、自分たちの生活に合った犬を作出するようになったのです。
例えば、狩猟のために鼻のきく犬や足の速い犬を、家畜を守るための番犬や手助けしてくれる牧畜用の犬をというように、目的によって選択と淘汰を繰り返しながら多くの犬種を作出しました。
現在では、FCIの規程により、それらの犬種を10のグループに分類しています。

 

このような歴史があったからこそ、今日私たちはドッグショーにおいて、様々な犬種の姿を目にすることができるのです。