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世界の犬
4G:ダックスフンド

だっくすふんど ダックスフンド
- DACHSHUND(2023/2/20更新)

ダックスフンド

スムースへアード

ダックスフンド

ワイアーへアード

ダックスフンド

ロングヘアード・ミニチュア

ダックスフンド

ワイア-ヘアード・ミニチュア

ダックスフンド

スムースへアード・カニーンヘン

ダックスフンド

ロングへアード・カニーンヘン

原産地

ドイツ

用途

地上及び地下のためのハンティング・ドッグ

沿革

ダックスフンドはダッケルまたはテッケルとも呼ばれ、中世の時代より知られてきた。「Bracken(狩猟)」の時代から特に地下での狩猟に適した犬がしばしば繁殖されてきた。ダックスフンドはこれらの短脚の犬から進化し、非常に用途の広い、有用な狩猟犬の一つとして公認されている。この犬は地上に於いても素晴らしい能力を発揮し、獲物を狩り出したり負傷した獲物の捜索及び追跡を行う。ダックスフンドの繁殖に熱心であった最古のクラブは1888年に創立された「Deutsche Teckelklub」である。
数十年間に亘り、ダックスフンドは3つのサイズ(テッケル、ミニチュア・テッケル、ラビット・テッケル)及び3つの異なる被毛バラエティー(スムースヘアード、ワイアーヘアード、ロングヘアード)ごとに繁殖されてきた。その結果、9つのバラエティーが存在する。

一般外貌

地低く、短脚で、体長は細長いが、引き締まった体躯構成である。非常に筋肉質であり、向う気が強い頭部の保持と、警戒心に富んだ表情を見せる。その体躯構成により、地上及び地下で機敏に素早く作業することができる。性相は顕著である。

習性/性格

生まれつき友好的で、落ち着きがあり、怖がりでも、攻撃的でもない。情熱的で、辛抱強く、優れた嗅覚を持ち、素早い狩猟を行う。

毛色

スムース・ヘアー
a)単色:レッド。散在した黒い毛は許容される。しかしながら、混じりけのない濃い毛色が望ましい。小さなホワイトの斑(直径3cm以下)は胸にある場合のみ許容される。鼻、爪及びパッドはブラックで、レディッシュ・ブラウンは望ましくない。
b)2色:濃いブラックまたはブラウン、それぞれに目の上、マズル及び下唇の側面、耳の内縁、前胸、脚の内側及び後ろ側、足、肛門回りとそこから尾の下側3分の1もしくは半分にタン・マーキング(より濃く、できるだけ混じりけのない方が良い)がある。鼻、爪及びパッドは地色がブラックの犬に於いてはブラックで、地色がブラウンの犬に於いてはブラウンである。
小さなホワイトの斑(直径3cm以下)は胸にある場合のみ許容される。タン・マーキングが広範囲に散在していたり、不十分なものは非常に望ましくない。
c)ダップル(マール):地色は常に濃い(ブラックまたはブラウン)。レッド・ダップル(レッドの地色にダークな小斑があるもの)は例外である。不規則なグレーまたはベージュの小斑が望ましい(大きい斑は望ましくない)。濃い色も明るい色も優勢であってはならない。鼻、爪及びパッドについては a)及び b)を参照。
d)ブリンドル:レッドの地色にダークなブリンドル(濃い縞)がある。鼻、爪及びパッドはブラックである。
上記以外の毛色及び毛色パターンは失格である。色素が欠乏しているものは非常に望ましくない。

ワイアー・ヘアー
a)単色:レッド。散在した黒い毛は許容される。しかしながら、混じりけのない濃い毛色が望ましい。小さなホワイトの斑(直径3cm以下)は胸にある場合のみ許容される。鼻、爪及びパッドはブラックで、レディッシュ・ブラウンは望ましくない。
b)マルチ・カラー:ワイルド・ボア(イノシシ色)、ブラウン・ワイルド・ボア、ブラック・アンド・タン、ブラウン・アンド・タン。目の上、マズル及び下唇の側面、耳の内縁、前胸、脚の内側及び後ろ側、足、肛門回りとそこから尾の下側3分の1もしくは半分にタン・マーキング(より濃く、できるだけ混じりけのない方が良い)がある。鼻、爪及びパッドは地色がワイルド・ボア及びブラック・アンド・タンの犬に於いてはブラックで、地色がブラウン・ワイルド・ボア及びブラウン・アンド・タンの犬に於いてはブラウンである。
小さなホワイトの斑(直径3cm以下)は胸にある場合のみ許容される。タン・マーキングが広範囲に散在していたり、不十分なものは非常に望ましくない。
c)ダップル(マール):毛色はa)及びb)で記述されたものと同様である。地色は常に濃い(ワイルド・ボア、ブラックまたはブラウン)。レッド・ダップル(レッドの地色にダークな小斑があるもの)は例外である。不規則なグレーまたはベージュの小斑が望ましい。濃い色も明るい色も優勢であってはならない。鼻、爪及びパッドについては a)及び b)を参照。
d)ブリンドル:レッドの地色にダークなブリンドル(濃い縞)がある。鼻、爪及びパッドはブラックである。
上記以外の毛色及び毛色パターンは失格である。色素が欠乏しているものは非常に望ましくない。

ロング・ヘアー
a)単色:レッド。レッドの地色にブラックのオーバーコート。しかしながら、混じりけのない濃い毛色が望ましい。小さなホワイトの斑(直径3cm以下)は胸にある場合は許容される。鼻、爪及びパッドはブラックで、レディッシュ・ブラウンは望ましくない。
b)2色:濃いブラックまたはブラウン、それぞれに目の上、マズル及び下唇の側面、耳の内縁、前胸、脚の内側及び後ろ側、足、肛門回りとそこから尾の下側3分の1もしくは半分にタン・マーキング(より濃く、できるだけ混じりけのない方が良い)がある。鼻、爪及びパッドは地色がブラックの犬に於いてはブラックで、地色がブラウンの犬に於いてはブラウンである。
小さなホワイトの斑(直径3cm以下)は胸にある場合のみ許容される。タン・マーキングが広範囲に散在していたり、不十分なものは非常に望ましくない。
c)ダップル(マール):地色は常に濃い(ブラックまたはブラウン)。レッド・ダップル(レッドの地色にダークな小斑があるもの)は例外である。不規則なグレーまたはベージュの小斑が望ましい(大きい斑は望ましくない)。濃い色も明るい色も優勢であってはならない。鼻、爪及びパッドについては a)及び b)を参照。
d)ブリンドル:レッドの地色にダークなブリンドル(濃い縞)がある。鼻、爪及びパッドはブラックである。
上記以外の毛色及び毛色パターンは失格である。色素が欠乏しているものは非常に望ましくない。

サイズ

生後15カ月で測定したキ甲の最高点から胸の最低点までの胸囲は下記の通りである(巻き尺は多少きつめにする)。
スタンダード・ダックスフンド 
牡:37cm超~47cm以下
牝:35cm超~45cm以下

サイズ

ミニチュア・ダックスフンド 
牡:32cm超~37cm以下
牝:30cm超~35cm以下

サイズ

カニーンヘン・ダックスフンド 
牡:27cm~32cm以下
牝:25cm~30cm以下

グループ(FCI10グループ)別

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