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世界の犬
5G:原始的な犬・スピッツ

しべりあん・はすきー シベリアン・ハスキー
- SIBERIAN HUSKY(2019/2/27更新)

シベリアン・ハスキー

原産地

アメリカ合衆国

用途

橇犬

沿革

スピッツ族に属する犬種で、北極点をとりまく高緯度の地方にいる俗にいうエスキモー犬の一種であり、アラスカン・マラミュートやサモエドと近親関係にある。非常に古い犬種と思われるが詳しいことは不明である。シベリア北東部のコリマ川流域を中心とした地方で生計を営んでいたチュクチ族が飼育していた犬でシベリアン・チュチースと呼ばれていた。冬はそりを引く犬、夏はボートを引く犬として使用され、また狩りの助手としても活躍していた。
アムンゼンやスコットの南極大陸探検(1911年)にも使用されたし、それ以前にピアリーによる北極点探検でも活躍した。1909年アラスカでおこなわれたそりレースに出場するためアラスカにわたり、そこでの素晴らしい成績により世界中に知られることになった。遠吠えする声がしわがれることからハスキーと命名された。

一般外貌

シベリアン・ハスキーは中型の作業犬であり、迅速で足取りは軽く、自由で、優雅な動きである。ほどよく引き締まり、十分な毛で覆われたボディ、立ち耳そしてブラシ尾であることがこの犬種が北方犬の特質をもつことを示している。この犬種の特徴的な歩様は滑らかで、無理のない印象を与える。ハーネスを付けて、本来の役割である長距離を一定の速度で軽い荷を運ぶときに、均整のとれた体躯構成は、パワーとスピード及び耐久力の基本的なバランスを表すものである。牡は力強いが、決して粗野ではない。牝は牝らしいが、構成上弱々しくはない。筋肉は堅く十分に発達するが、体重が過度になってはならない。

習性/性格

友好的で優しいが、また用心深く外向的でもある。警備犬の資質を見せることや、過剰に見知らぬものを疑ったり、他の犬に攻撃的であったりすることはない。成犬においてはある程度控えめで、気高さもうかがえる。利口で、従順または熱心な性格は、好ましい家庭犬及び作業犬となる。

毛色

ブラックから純白までの全ての色が認められる。頭部の様々な斑はよく見られることで、他犬種にはみられない多くの特徴的な模様がある。

サイズ

体高 牡:53.5~60cm 牝:50.5~56cm
体重 牡:20.5~28kg 牝:15.5~23kg
体重は体高に比例する。上記のサイズは共に体高及び体重の制限を示しており、どちらかが優先されることはない。過度の骨量や体重があるものにはペナルティーが課せられる。

グループ(FCI10グループ)別

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