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世界の犬
9G:愛玩犬

きんぐ・ちゃーるず・すぱにえる キング・チャールズ・スパニエル
- KING CHARLES SPANIEL(2019/6/13更新)

キング・チャールズ・スパニエル

原産地

イギリス

用途

コンパニオン及び愛玩犬

沿革

17世紀イギリスのチャールズ一世や同二世に愛されたことから、この時代に出現した犬種と思われているが、それより百年はさかのぼることができるといわれている。フランスの胴長のスパニエルが祖先犬のようで、それもブレンハイム(白と茶と毛色)と考えられる。口吻が短いことからアジア犬(パグや狆)の混血説もあるが、事実だとしても後世になってからのことであろう。17世紀や18世紀に描かれた絵では長い口吻をしている。
多くの王に愛されたが特にチャールズ一世は熱愛し、「チャールズの犬から通行税を取ってはならない」という政令を発したほどである。
毛色の純粋さを保つために、ブラック・タン、プリンス・チャールズ(トライカラー)、ブレンハイム、ルビーなどの毛色バラエティにわかれていたが、現在で はキング・チャールズ・スパニエルと呼ばれている。

一般外貌

洗練され、コンパクトで、コビーである。

習性/性格

明るく、理解力のあるトイ・スパニエルであり、明瞭なドーム型の頭部を持つ。控えめで、穏やかで愛情深い。

毛色

ブラック&タン
鮮やかな光沢あるブラックで、明るいマホガニーのタン・マーキングがマズル、脚、胸、耳の裏側、尾の裏側にあり、目の上にはスポットがある。胸の白斑は望ましくない。

トライカラー
地色はパーリー・ホワイトで、ブラックの斑がよく分布しており、頬、耳の裏側、尾の裏側には光沢のあるタン・マーキングがあり、目の上にはタン・スポット がある。目の間から前頭部にかけて幅広いホワイトのブレーズがある。

ブレンハイム
地色はパーリー・ホワイトで、チェスナット・レッドの斑がよく分布している。幅広く、明確なブレーズがあり、スカルの中心に「スポット」をもち、これはおよそ1ペニー硬貨の大きさで鮮明なチェスナット・レッドの斑でなくてはならない。

ルビー
被毛全体が鮮やかなチェストナット・レッドである。胸の白斑は極めて好ましくない。

サイズ

体重 3.6~6.3kg

グループ(FCI10グループ)別

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