血統証明書・解説

(1) 犬名
犬名は、名前と犬舎名からなり、組み合わせて名づけられます。
繁殖者がつけた正式な犬名が血統証明書に記載されます。
犬舎名とは、繁殖者が所有する繁殖する際の屋号=姓にあたるものです。
「JP」は、国際畜犬連盟(FCI)にこの犬舎名が国際犬舎名登録されていることを表す記号です。
また、正式犬名では犬舎名が名前の前に来るケース(TOKYO KANDA JP ALAN、TOKYO KANDA JP'S ALAN)もあります。この場合、ALAN (アラン)が犬の名前、TOKYO KANDA JP(トーキョー カンダ ジェイピー)が犬舎名です。
犬名の上の行には、チャンピオンタイトルが入る場合があります。
また、繁殖者が命名する血統証明書上の犬名とは別に、「コールネーム(呼び名)」を血統証明書に記載することができます。
(2) 本犬のデータ
  1. 犬種名、登録番号、性別、生年月日、毛色、DNA登録番号、ID番号、股関節評価、肘関節評価

     登録番号は犬籍登録上の通し番号です。登録番号は、JKC(ジャパンケネルクラブのスタッドブックであることを示すイニシャル)+犬種記号(アルファベット)+5ケタの英数字+年号(下2ケタ)で構成されています。 見本の場合、2004年の88877番目に登録受付けされたウェルシュ・コーギー・ペンブロークであることを示しています。また、登録番号に「AA-12345/05-O」などのように、「−O」が付いている場合は、他団体(海外も含む)からの単犬登録であることを表します(OTHERのOです)。
     登録番号の後ろにあるCDやGD、IPOは、各種の訓練試験に合格していることを示しています。

    ■※1 犬種記号について
    ポメラニアンではPO、ビーグルではBEというように、すべての犬種に固有の記号がつけられています。
    また、ダックスフンド及びプードルは、サイズ・バラエティーがあり、ひとつの犬種として犬種名の表記は同じですが、犬種記号でそれぞれ区別をつけています。

    [例]
     犬種名:ダックスフンド
      DH→スタンダード・ダックスフンド
      DHM→ミニチュア・ダックスフンド
      DHK→カニーンヘン・ダックスフンド
     犬種名:プードル
      PS→スタンダード・プードル
      PMD→ミディアム・プードル
      PM→ミニチュア・プードル
      PT→トイ・プードル

    ■※2 訓練試験の記載
     CD:家庭犬訓練試験(Training Examination For Companion Dogs)
     GD:警備犬訓練試験(Training Examination For Guard Dogs)
     OB:オビディエンス訓練試験(Obedience Training Examination)
     IPO:FCI国際訓練試験(Internationale Prüfungsordnung)
     BH:同伴犬訓練試験(Begleithundprüfung)

    ■※3  DNA登録番号
     JKCでは、血統証明書の信頼性向上のため、また、正確な血統登録のため、DNA登録を実施しています。
     登録にあたっての検体採取は、専用の検体採取ブラシを使用し口腔粘膜を採取します。検体より解析され本会に登録されたDNAデータは、繁殖者の申請書に基づいた登録犬の個体識別を目的とし本会が管理します。

    ■※4  lD番号
     マイクロチップまたはタトゥーによる個体識別番号。マイクロチップは、固有の識別番号が記録されているチップを頸部皮下に埋め込み、読取機器(リーダー)で番号を確認する方法です。タトゥーは、識別番号を耳または腹部に入れ墨する方法です。この個体識別登録を行い血統証明書に識別番号を記載することにより、血統証明書と登録犬の整合を確認することが可能となります。輸出血統証明書の発行に義務付けられており、その他の登録では所有者の任意による申請となっています。

    ■※5 股関節評価、肘関節評価
     JKCでは犬の代表的な遺伝性疾患である股関節形成不全症(HD)並びに肘関節異形成症(ED)を減少させるため、所有者の希望により、特定非営利活動法人日本動物遺伝病ネットワーク(JAHD)と協力して、股関節評価、肘関節評価を血統証明書に記載し、繁殖の指針としています。
     股関節形成不全症(HD)、肘関節異形成症(ED)を減少させるためには、関節炎の確率が非常に高いと評価された場合には、交配を控え、また反対に、関節に異常が見られないとの評価を受けた犬同士、疾患の発症のない犬同士、あるいは疾患の発症していない家系 (ライン)を選び繁殖していくことが、最も重要であるといえます。

  2. 繁殖者、所有者、譲渡年月日

     本犬の繁殖者名、登録上の所有者名が記されています。新しい所有者が自分の名前に名義変更を済ませると、その譲渡日の日付が記されます。所有者欄があなたのお名前になっていない場合は、所属の愛犬クラブ経由で、正式な飼い主であることを登録(名義変更の届出)をしましょう。

(3) 父親の血統図
1番は本犬の父犬、3番は父方の祖父、4番は父方の祖母を記載しています。7〜10番はさらにその曽祖父母へと遡って記載しています。
(4) 母親の血統図
2番は本犬の母犬、5番は母方の祖父、6番は母方の祖母を記載しています。11〜14番はさらにその曽祖父母へと遡って記載しています。
(5) 登緑日、出産頭数、登録頭数、一胎子登録番号
本犬が本会に登録された日と、一緒に生まれた兄弟(一胎子)数を牡牝ごとに記してあります(死亡犬は除く)。
一胎子登録番号欄には同胎犬(本犬を含んだ兄弟犬)の番号が記載されています。
(6) チャンピオン賞歴
取得したチャンピオンの種別と登録日。
(7) DATE ISSUED
血統証明書の発行日。
(9) 4代祖血統証明書発行申込書
JKCでは通常、3代前の祖先までを記載した血統証明書を発行していますが(3代祖血統証明書)、さらに詳細な血統管理のために、4代祖血統証明書を発行しています。
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